ハンドボールをよく知らない人にとってはポジション名はよくわからないものでしょう。
今回はハンドボールにおけるポジション名となぜそのような呼び名なのか、
そして、
ポジションごとの愛称なども含めて解説していきたいと思います。
ハンドボールは1チーム7人構成
ハンドボールは反則などで退場選手が出ない限り1チーム7人でプレーすることが原則になっています。
そして、その7人には各々ポジションが振り当てられています。
ハンドボールのコートはサッカーのように広くはないので頻繁にポジションチェンジすることがありますが、
基本的なポジションの特徴やや自分の得意なポジションを把握しておくと
チーム内での戦術の幅も広がります。
ではポジションごとに見ていきましょう。
センターバック(CB、センター)
センターバックは名称や画像を見てもわかるようにコートの中央で攻めるポジションです。
略称として”センター”とだけ呼ばれることも多いです。
真ん中で誰よりも広くコートを見渡せるため、”司令塔”を担っているポジションになります。
攻撃の時の戦術を味方チームに伝えて試合を動かしたり、他のポジションのアシストをしてシュートを決めさせます。また自らも積極的にシュートを狙います。
センターポジションに向いている選手
- 広い視野思っている選手
- 冷静な判断でチームに支持を与えられる選手
- 自分からも切り込んだり、シュートに行くことのできる選手
レフトバック(LB、左45℃、左45(ひだりよんごー)、エースポジション)
レフトバックは画像で言う、左45のポジションに当たります。
日本では左45という呼び名の方が浸透しているような気もします。
また、こちらのポジションは得点力のある選手が配置されることが多いので”エースポジション”として認知している方も多いです。
ロングシュートやカットインで1対1でも相手から得点を奪える選手がつくべきポジションです。
レフトバックに向いている選手
- ロングシュートで得点をとれるシュート力がある
- 1対1のカットインで得点をとれる技術が高い
ライトバック(RB、右45℃(みぎよんごー)、逆45(ぎゃくよんごー)、逆エース)
ライトバックは画像の右45のポジションに当たります。
別名”逆45℃”とも呼ばれ、左利きの選手がこのポジションにつくことが多いです。
また、こちらもレフトバック同様得点を1対1で得点を狙える選手がつくことが多いので逆ポジションのエースとも呼ばれています。
なのでこのポジションも得点力の高い選手が向いているといえるでしょう。
ライトバックが向いている選手
- 左利きの選手
- 得点力が高い選手
- ロングシュートが狙えるとなおいい
レフトウイング(LW,左サイド)
レフトウィングという名称はヨーロッパなどではメジャーなようですが、日本では左サイドと呼ばれることが多いです。
コートの左隅からシュートを狙うことが多く、チーム全体でディフェンスをずらし最後にシュートを狙ったり、攻撃の起点として自らが仕掛けることも多いポジションです。
角度のないところからシュートにいったり、攻撃の起点になることが多いので、スピードと応用力のある選手が向いているといえるでしょう。
レフトウィングが向いている選手
- 角度のないところからシュートを決められる
- 攻撃の起点になる応用力
- カットインや速攻で行かせるスピード
ライトウィング(RW,右サイド)
ライトウィングという名称もレフトウィング同様主にヨーロッパで使われている名称で日本では右サイドという名称で呼ばれることが一般的です。
右45℃のポジション説明でも言いましたが、コートの右側からのシュートは右利きの場合だと角度が狭まってしまうので左利きの選手の方が有利になります。
なので右サイドのポジションも左利きの選手がなる場合が多いです。
しかし、右利きの選手がこのポジションでも十分にシュートを狙えますので無理ではありません。
ライトウィングが向いている選手
- 左利きの選手
- 角度のないところから決められるシュート力
- 攻撃の起点になれるスピードを持った選手
ポスト(PV(ピヴォット))
ポストポジションは画像にあるように敵のディフェンスの中に混じって相手を抑え込んで味方選手にシュートを安くさせてあげたり、6mラインぎりぎりでシュートを打つなどオフェンスのサポートが多いポジションです。
相手ディフェンスと接触する機会が多いため、体が強く小回りが利く選手が向いています。
また攻撃の起点になったり、思わぬところからのパスに反応できる反射神経も大切になってきます。
ポストが向いている人
- 体が大柄で相手ディフェンスに負けない力がある
- 戦況を見てどこにいるべきか理解できる
- パスに反応できて思い切ったシュートに行ける
ゴールキーパー(GK)
ゴールキーパーはその名の通りゴールを守るポジションです。
ハンドボールの場合は6mライン内からシュートを打ってはいけないルールがありますが、ジャンプして打つ場合はどれだけ近くても認められるので、体を張ってシュートを止めに行かなくてはいけません。
なのでゴールキーパーに求められるのはまずはボールを怖がらない度胸だともいえるでしょう。
また、味方ディフェンスに対して支持を出すのもゴールキーパーの務めなので、リーダーシップも重要になってきます。
ゴールキーパーが向いている人
- まじかで打たれるボールでも目を離さないでいられる度胸
- 瞬時にシュートに反応できる反射神経
- ディフェンスに支持を出せるリーダーシップ
まとめ
一つ一つのポジションに関してみてきましたが、どのポジションをやるにしてもハンドボールは動き回るスポーツなのでどのポジションでも対応できるようになることが重要です。
上手いチームになればなるほど、どのポジションの選手が入れ替わっても大丈夫なように練習しているので、自分の得意なポジションを練習しつつ他のポジションの練習もしてみるといいでしょう。
また、他のポジションを知ると自分のポジションへの理解も深まるのでお勧めです。



